ジェットファン異常探知システム

ジェイシグマ

導入の効果

  • トンネル利用者の安全確保!

    ジェットファンは、トンネル天井部に吊り下げて設置するため、トンネル利用者の安全確保に対する保守管理が非常に重要です。本システムは、ジェットファンの状態を遠隔から常時監視し、早期に異常を検知します。

  • 定期点検整備コストの低減!

    ジェットファンの定期的な点検整備には、交通規制などが必要となり、多大な時間とコストを要します。
    本システムの導入により、状態基準併用の事後保全方式への管理に移行でき、維持管理コストの低減に有効となります。なお、ジェットファンの腐食に対しては、ステンレス製ジェットファンの導入が有効です。
    併せて御検討頂けますよう提案致します。

異常検知の項目

ジェットファンの支持部材に取り付けたワッシャー型ロードセルセンサからの信号を処理することにより、ジェットファンの異常を早期に検知します。

  • 振動移動(アンバランス)

    羽根車、軸受部の異常によるアンバランス量の増加を検知

  • 吊り下げ状態異常

    ターンバックル、アンカーボルトの緩みやコンクリートの劣化などによる支持状態の異常を検知

  • 車両等の衝突

    ジェットファンへの衝突情報を検知

  • 振動異常(アンバランス)

  • 吊り下げ状態異常

システムの概要

  1. ジェットファンの6本の支持部材中、荷重を負担する4本のロードセルセンサーを設置

  2. トンネル内に設置する伝送盤を介して、各ロードセル信号をトンネル外の換気所などに設置された計測盤に伝送

  3. 計測盤内の異常検知処理装置により、ジェットファンの異常検知処理を実施

  4. 異常検知時には、換気制御盤へ当該号機の強制停止信号を出力

  5. ジェットファンの状態および異常情報の表示(webにて構築しているため、遠隔からモニタリングが可能)

  6. 異常診断値の傾向管理グラフの表示(webにて構築しているため、遠隔からモニタリングが可能)

機器の仕様

ロードセルセンサ
数量 4個(ジェットファン1台につき)
定格容量 20kN(JF口径がΦ630、Φ1030)
30kN(JF口径がΦ1250、Φ1530)
定格出力 約1mV/V(2000×10-6ひずみ)
許容過負荷 150%
許容温度範囲 -35℃~+80℃
付属品 4芯シールドケーブル及び防水コネクタ
ロードセル伝送盤
数量 1面(トンネル1断面につき)
形式 ステンレス製屋外壁掛形
寸法 600幅×200奥行×800高さ(mm)
電源 AC100V±10%、50/60Hz
消費電力 最大110VA
主要収納機器 信号入出力装置
信号増幅器
光伝送装置
計測盤(参考)
主要機器構成 異常検知処理装置
操作・表示部
入出力装置
無停電電源装置
光伝送装置