メッセージ

社長メッセージ

代表取締役社長 最高執行役員社長 彦坂 典男

ステークホルダーの皆様と誠心誠意向き合い、
社会を支える企業として成長します。

創業110年を超える電業社機械製作所は、水と空気を通じて産業・社会インフラの基盤を支え、豊かな暮らしの実現に貢献してきました。2023年4月には3か年の「中期経営計画2025」を策定し、"Powering Passion"『その情熱を力に。』をスローガンに掲げ、全社員で情熱を持って、社会と自社のサステナビリティを追求し続けています。

私は長らく営業活動に従事してきましたが、2011年の東日本大震災後に原子力発電がストップし、遊休火力発電所の再稼働や再生可能エネルギーなどで対処する中、電源構成が変わっても、当社製品の需要は無くならなかったことが思い出されます。また昨今、エネルギー・原材料価格の高止まりなどの逆風はあるものの、脱炭素社会を目指す世界的な動きや、甚大な被害が絶えない洪水災害への予防対策などの需要がますます高まっています。こうして事業環境が変化しても、当社の製品は変わらず社会から必要とされ続けている状況を目の当たりにし、当社の経営とは「人の暮らしを支えること」であると改めて実感しています。

だからこそ当社グループは、ステークホルダーの皆様とともに価値を生み出すサステナビリティ経営に注力しています。例えば、お客様に対しては、独自の技術を駆使して安全・高品質・有用な製品やサービスを提供し、環境負荷低減に向けて取り組んでいます。お取引先様とは、公正かつ自由な取引を維持するための法令を遵守し、またサプライチェーン全体で人権に配慮した事業を行うことで、長期的で安定した信頼関係の樹立に努めています。さらに、地域社会の皆様とは緊密なコミュニケーションを通じて連帯と調和を図っています。こうして全てのステークホルダーの皆様と誠心誠意向き合うことが、当社グループの経営にとって最も重要なことだと考えています。

社会を支えるために当社が果たすべき役割とは何か。絶えず考え続けてきた結果、「サステナビリティ基本方針」と5つのマテリアリティを明文化し、掲げることとしました。パーパス「水と空気を通じて豊かな未来社会を創造する」を目指してサステナブルでグローバルな企業となるため、社長直下に設置したサステナビリティ委員会の主導の下、グループでビジョンを共有し、事業基盤の再構築に取り組んでいきます。

これからも技術を磨き、未来社会へつないでいくために、様々な社会課題の解決に向けて情熱を持って誠実に取り組んでまいります。ステークホルダーの皆様におかれましては、引き続きご理解とご支援を賜りますよう、お願い申し上げます。

代表取締役社長
最高執行役員社長

彦坂 典男

サステナビリティ委員長メッセージ

取締役 常務執行役員、管理本部長、サステナビリティ推進室・関連会社統括 稲垣 晃

パーパスの実現に向けて、
ESGの諸施策を推進します

2022年度、脱炭素に関しては、再エネの活用や省エネを進めた結果、2013年度比約25%のCO2削減を実現しました。三島事業所への太陽光発電設備導入や省エネ設備への切り替えを段階的に進め、更なる環境負荷低減に努めます。また、人材という最も大切な財産を守り育てるため、従業員エンゲージメントの向上や経営人材・グローバル人材の育成、健康経営優良法人認定の取得準備など、多角的に取り組んでいます。「一品一葉」である当社製品の設計、製造、据付技術の習得には多くの時間が必要となるため、従業員の皆さんが長く安心して働き続けられる職場環境づくりと自己成長を支援するための人材育成制度の充実を進めていきます。加えて、社内外との信頼関係をますます固く結んでいくため、コーポレート・ガバナンスの充実を掲げ、従業員へのコンプライアンスの徹底に取り組みます。

2023年4月より、新たにサステナビリティ委員会及びサステナビリティ推進事務局を組織しました。取締役会の監督の下、各部門と連携して目標設定・モニタリングを着実に行うことでサステナビリティ経営を推進し、ステークホルダーの皆様とともに考え、成長していきます。

取締役
常務執行役員、管理本部長
サステナビリティ推進室・関連会社統括

稲垣 晃