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ガリレオX
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技報
エネルギー回収装置
特長
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エネルギー回収効率 最大99.7%
流水部の形状を最適化することにより、内部損失を低減。エネルギー回収効率は最大99.7%を誇ります。
造水設備の運用コストを大幅に削減できます。 -
ミキシングは、ほぼゼロ
ERD内で高圧濃縮海水が高圧海水側へ流入することをミキシングといいます。
ミキシング量が多いとRO膜へ供給される高圧海水の塩濃度が上昇し、RO膜でろ過するために必要な圧力が上昇することから、高圧ポンプの消費エネルギーが増大し不経済です。
DeROs®はエネルギー回収を行うシリンダに海水と濃縮海水を隔てる役割のピストンを内蔵。シリンダ内径とピストンの外径を高精度に寸法管理することでミキシング1%未満を達成。他形式のERDに比べ高圧ポンプの消費電力が下がります。
運転時間経過におけるミキシング量の増大もありません。 -
リーキングゼロ
切替弁に内部シール付きの構造を採用したことにより、高圧濃縮海水の低圧濃縮海水側への漏れはゼロ。
高圧ポンプの消費電力低減に寄与します。 -
潤滑不要
往復動式で潤滑が不要。ERD内部の漏れがないため高効率です。
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幅広い流量、圧力域に適用可能
小型、中型、大型にかかわらず、あらゆる規模のプラントをカバー。圧力は極低圧からのエネルギー回収が可能です。
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低騒音・低振動
各シリンダに配された切替弁によりシリンダ内の流量を緻密にコントロールし、
ピストンのシリンダ端部への衝突を防止します。
また、ピストンを低速で稼働させることで低騒音・低振動を実現しています。 -
メンテナンス性
メンテナンスは現地での消耗部品交換のみ。シリンダ内部で稼働するピストンはメンテナンス不要です。
動作原理
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- 2本または3本1組のシリンダが平行にセットされており、切替弁内の流路の切り替えにより、シリンダ内に低圧海水と高圧濃縮海水が交互に供給されます。
- 上図において、シリンダBは、RO膜ユニットより高圧濃縮海水が供給され、シリンダ内の低圧海水に高圧エネルギーが伝達されるエネルギー回収行程を行います。
- 他方のシリンダAは、取水ポンプから低圧海水が供給され、同時にエネルギー回収の済んだ低圧濃縮海水を排水する給水行程を行います。
- 各々のシリンダは、エネルギー回収行程と給水行程が切り替わり、連続したエネルギー回収を行います。
- 増圧ポンプは、RO膜、DeROs®および接続配管での圧力損失分を昇圧します。
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上図は、回収率50%のRO法海水淡水化設備にDeROs®を設置した例です。
- 流量<100>の海水を取水、そのうち、回収率を乗じた流量<50>の海水が高圧ポンプで昇圧され、RO膜に送水されます。
- 一方、残りの海水<50>はDeROs®に送られ、RO膜から排出される高圧濃縮海水の圧力がシリンダ内で伝達されます。
- 圧力が伝達された高圧海水は、増圧ポンプによりRO膜、DeROs®および接続配管での圧力損失分が昇圧され、高圧ポンプから送られた高圧海水と合流し、流量<100>となりRO膜へ供給されます。
- エネルギー回収が済んだ濃縮海水は低圧濃縮海水として、切替弁を介して排出されます。
- DeROs®を設置することにより、高圧ポンプの吐出し量が約半分となるため、消費動力も約半分となり、消費動力の大幅な低減が可能です。
仕様
DeROs® ラインナップ
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高効率と低ミキシングが光る
DeROs®のスタンダードモデル DeROs® -L2
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機器構成（1ユニットあたり）
- - シリンダ ：2本
- - 切替弁（電動アクチュエータ駆動） ：2基
- - 逆止弁 ：4基
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高圧濃縮水流量 ：80～200m3/h
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最高使用圧力 ：8.3MPa
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シリンダ長さ ：4.0～7.0m
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大流量まで網羅。
静粛性を極めた3シリンダモデル DeROs® -L3
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機器構成（1ユニットあたり）
- - シリンダ ：3本
- - 切替弁（電動アクチュエータ駆動） ：3基
- - 逆止弁 ：6基
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高圧濃縮水流量 ：80～300m3/h
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最高使用圧力 ：8.3MPa
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シリンダ長さ ：3.0～7.0m
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