社長からのメッセージ
Face to Faceのコミュニケーションが、ゆるぎない信頼関係を築いた
創業110年を超える電業社機械製作所は、水と空気を移動させることで産業・社会インフラの基盤を支え、豊かな暮らしの実現に貢献してきました。
水と空気にこだわり抜くことであらゆるお客様から信頼を獲得し、ニッチトップメーカーを目指し続けています。
私は1982年に入社し、以来35年余り営業一筋の人間です。
当時から実践していること、それは「信頼関係を築くために誠心誠意尽くす」ということです。
徹底していたのは「あいさつ」です。
あの頃の営業は、とにかく通う、毎日毎日お客様と顔を合わせてコミュニケーションをとっていました。
相談に乗る、乗ってもらう、聞き上手になったのも話をすることが好きになったのも、この頃の経験からです。
そして一度ご一緒したお客様であれば、相手の方が私の担当部署でなくなっても必ず顔を出す、出張の折には転勤先に伺ってごあいさつすることを心がけました。あいさつされて気分を悪くする人を私は知りません。
入社して間もないころは、分からないこともたくさんあり、社内の人だけでなくお客様にもたくさん教えを請い助けていただきました。感謝の気持ちもありました。またいつかご一緒したいという気持ちがあったのも確かです。大切なご縁を大事にしたい、もっともっとお役に立ちたい、そんな思いが「あいさつ」という行動となって多くのお客様との信頼関係を築くことができたのだと自負しています。
当社のお客様は、その多くはプラントメーカーになりますが、最終ユーザーである電力会社等もメンテナンスが始まるとお客様となり、それぞれの立場でいろいろな会話が生まれます。話題になったことは必ず共有しフィードバックすることで、同じ情熱を持ったもの同志、同じ方向に進むことができるよう、調整役となり、ここでも信頼関係を第一に考え行動してきました。
その甲斐あって、今でも行く先々でいろいろな方に声を掛けていただき、これまでの努力が無駄ではなかった、「継続は力なり」を日々実感しています。
社員一人ひとりが「主役」となって活躍できるそれが電業社で働く醍醐味
電業社は、官公需、電力、Oil & Gas、海水淡水化設備の4つの柱でビジネスを展開しています。普段目にすることができないような大型製品を取り扱っており、静岡県三島市に11万㎡の工場敷地、2745㎥の大型試験水槽、約50台の大型加工機械を有しています。どの製品も職人技のカスタムメイドで、各方面では非常に高い評価をいただいています。
当社は会社の規模としては決して大きくありませんが、だからこそできることがあると思っています。前向きでやる気さえあれば、責任ある仕事にどんどんチャレンジすることができます。一人ひとりが「主役」となって即戦力として現場を引っ張っていくことができるのです。働く醍醐味、喜びを肌で感じることができる会社であると思っています。
新たに掲げる中期経営計画の課題の中で、特に注力したいのが「グローバル展開のさらなる飛躍」「人的資本経営の実践」「持続可能な社会との共存共栄」です。
社員一人ひとりが、しっかりと着実にスキルアップ、キャリアアップできるよう、人材育成プランの基盤を整えるとともに、インドを拠点としたグローバル展開において活躍してくれる人材も、積極的に採用する計画です。
サステナブルについては、エネルギー回収装置をはじめとし、高性能・省エネルギー設計がそれぞれの製品で実施されている中、これを会社全体のブランド力アップに寄与できるような取り組みを検討し、国内外に広くアピールできるよう進めています。
その情熱を力に...ともに未来へ羽ばたこう
当社の何よりの魅力は、お取引をいただいているお客様が一流だということです。それはいろいろなノウハウを知り、学べるチャンスが広がるということにつながります。自社でのスキルアップにとどまらず、より奥が深く視野の広い学びがあるはずです。そのようなお客様と一緒に仕事ができる、直接お話ができる、そんな貴重な経験ができるのはとても恵まれた環境であり、当社ならではの財産です。諸先輩方が築き上げてくれたこの財産をさらに価値のあるものにするために、あなたの情熱を力に、ともに未来へ羽ばたいてみませんか。