先輩社員インタビュー
事故無くスムーズに行える、工事規模に合った業者選定が最も重要
プラント建設部は、機場の設計・現地工事・現地試運転といった、機場の設計から完成までの一連の流れを担う部署です。その中でも、私の所属している施工管理課は、現地工事を進める上で重要な工事業者の選定と、工事費の調整および発注業務を行っています。人とのつながりがとても大事になる仕事です。他部署や工事業者の方など、いろいろな方々と率先して会話をすることを心掛けています。
建設工事というくくりの中でも、当社が行う工事は専門性があり、施工できる工事業者も限られてきます。費用面においても会社の利益を考慮しながら折り合いをつけなくてはなりません。しかし、最も重視すべき点は、現地工事が事故無くスムーズに行われるよう、工事規模に合った工事業者を選定することです。
入社して最初の所属は工事課でした。工場や事務所よりも、現地工事に魅力を感じ自ら希望しました。4月に入社して新入社員全体の研修があり、6月からプラント建設部の教育プログラムを受講しました。当社は下期(10月~3月)に現地工事が多くあるので、私は10月から現場に出向くことが出来ました。
研修でいろいろ勉強をしてきたはずなのですが、初めての現場では何をどうしていいか全く分かりませんでした。現場に出向いてからは、まず、現場代理人としてお客様対応や対工事業者(ときには対会社(工場))との工程調整を学びました。最初は上司に教えてもらいながらでしたが、現場に慣れてくると徐々に一人でもある程度の対応ができるようになりました。また、現場では工事業者の方と施工方法や工程について直接話をしなければなりません。ほぼ全員が年上の方で、技術的な内容については相手の方が知識が豊かなので、最初の頃は積極的に話すことができませんでした。しかし、作業をしやすい環境づくりや最適施工について真剣に向き合って自分なりの考えを伝えた結果、工事業者の方に認めてもらうことが出来ました。一生懸命に仕事をするうちに、徐々に自分が何をしたらよいか、何を指示すればよいかが分かるようになり、現場をコントロールする楽しさに、やりがいを感じるようになりました。
現場を通じて視野が広がり、人として成長できたことに感謝
工事課には4年間在籍し、大小合わせて約30の現場を経験しました。中には1年~1年半くらいの期間の現場もありました。現地ではいろいろな人と出会い会話をするため、とにかく視野が広がります。会社の上司や先輩方と話すのとはまた違った面白さがあり、とても勉強になります。
出先では、現場ごとにいろいろな特色があり、その地域によっても考え方は違います。これは会社では気づけない貴重な経験です。
工事課の仕事には、現場に立ってお客様と工事業者と会社(工場)を結びつける重要な役割があります。現地工程の進捗度合により、臨機応変に立ち回らなければなりません。納期の遅延とならないように工場サイドや工事業者へ無理なお願いをして工程調整をすることもあります。また、いろいろな現場を経験したことで視野を広く持って仕事ができるようになりました。上司はもちろんですが、工事業者の方など、皆さんに育ててもらって今の自分がいると痛感しています。
「また来て、現場代理人をやってくださいね」
現場で言われたこの言葉がうれしくて、たくさんの苦労も一気に吹き飛んでしまいます。
プラント建設部は、製品納入にあたり会社の窓口として重要な部署であり、現場代理人はその中でも一番お客様に近いところで仕事をしています。最初はわからないことだらけで大変ですが、たくさんの人と関わり一つの工事を完成させる達成感が味わえます。このようなやりがいのある仕事をしてみたい方はぜひ一緒に仕事をしてみませんか?